今回はバーチャルではなく、現実の話です。
今乗っているSJ フォレスターXTが、今年6月末で車検を迎えるにあたり、
5年7.5万キロということで乗り換えを検討し始めたのが2月中旬。
(wikipediaから写真引用)
新型フォレスターはターボが発売されない。
最終モデルに乗り換えるのは、なんか気が乗らなかった。
だったら、今の車を乗り続けたいなって思っていました。
そんな中、ふと気になったCX-5。
(マツダから写真引用)
3月17日、試乗に行ってきました。
試乗車は2018年2月の年次改良前のモデル XD 2WD。
マツダの「走る歓び」を体感しました。短い試乗の中での感想のいくつかを。
①走行感
大きなボディを感じさせない軽快な車で、トルクが大きい車は楽に運転できます。
低速からおとなし目で発進したときに、ディーゼルのカラカラ音が聞こえましたが、
決して不満を抱く音量ではないです。実際にボンネット開けて聞いてみましたが、
フォレスターXTのエンジン始動・暖気時とあまり変わらないのではないかと思いました。
ハンドル径が、今よりも少し小さく、パワーの余裕も相まって二回りくらい小さい
車を運転している錯覚を覚えます。
試乗では40km/hほどしか出せる環境では無かったので、幹線道路や高速道路での
印象を知りたくなりました。
交差点や曲がりくねったところでのゆすられ感も無いし、感触はとてもいいです。
速度抑制のバンプも角を感じないように処理されます。
それでもフニャフニャしていない、とてもいいバランスでした。
②車内の感想
乗り降りのクセって今の車に合わせて染み付いているので、それをふまえた上で。。。
乗り込む際に、少し開口部の上に髪がかすれるかなと。かがみ方の慣れで解消されると思います。
サイドシルが、今よりも高く、幅も広く感じます。足をちゃんと上げないと。
ドア下端部がサイドシルを覆って、裾を汚さないという工夫について、フォレスターではその恩恵が必要ないほど、乗降性は良かったです。
CX-5は、傷つけないように乗りこむのに注意をしたせいも有り、ふくらはぎがサイドシルにがっつり触れました。慣れの問題だと思います。
乗り込んだあとの各部の質感は、フォレスターの完敗です。
触り心地、操作感、シート、すべての質感がとても良かったです。
後席の広さは、こぶし半分くらい狭くなったかなという印象ですが、窮屈なものではありません。後席のバックレストの高さが十分で、くつろげる空間でした。
窓が、特に上下方向に小さくなりますので、フォレスターのような開放感は無いです。
とはいえ、閉塞感を感じるほどではないです。
各所で言われている、収納スペースは確かに少ないです。
フォレスターでは、気づいたらさっと拭ける、ボディや窓、車内のお掃除シートのようなもの、レンチセット、三角板、雪下ろしワイパー、車検証などを、ラゲッジ下に隠せていましたが、BOSEウーハーが陣取っていて、これらを全て収納することは出来ません。
グローブボックスも車検証と説明書を入れたら、ほぼ埋まるスペースです。
積載性は十分ですが、上記のような隠しておきたいものを入れておくスペースが少ないです。
③ヘッドアップディスプレイ(「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」)
(マツダから画像を拝借)
【機能など】
メーター上部に速度や、カメラで読み取った制限速度や追い越し禁止の標識が
表示されます。設定していなかったので、ナビの案内は無かったですが、
設定すれば、この画像のように方向が表示されます。曲がる場合にはあとどの位でどちらに曲がるのか表示されます。
また、左右後方から接近してくる注意喚起も表示され、ドアミラーにもマークが点灯します。試せなかったクルーズコントロールの設定速度なども表示されます。
表示させる高さ、明るさをマツダコネクトから調整可能です。
【感想】
日中でしたが、視認しやすく、一方で運転の邪魔にはならないものでした。
これが大半のグレードで標準でついてくることがすごいです。
同乗者に見せたり自慢したりしたくても、見せられないもどかしさがあります笑
フライトシムのB737でもお世話になっている、ヘッドアップディスプレイを
実際に体感すると、先進の技術に触れているワクワク感がたまりません。
④色
赤、黒、グレー、紺で迷いました。
最終的には「マシーングレープレミアムメタリック」に決めました。
当日家を出発した後も、ソウルレッドとマシーングレーで迷いました。
ここから個人の感想です。(画像はマツダから引用)
・スノーフレイクホワイトパールマイカ
人気の色ですが、私個人としては最初に候補から外れた色です。
黒の樹脂モールが逆目立ちしてしまい、商用車っぽく見えてしまう瞬間があるんです。
膨張色なので、車体のキャラクターラインが目立たず、のっぺりした印象があります。
・ジェットブラックマイカ
漆黒ですね。とてもかっこよく、メッキパーツとのコントラストが最高です。
締まって見え、スポーティさが際立つかなと思います。
・ソウルレッドクリスタルメタリック
ディーラー照明下で、この赤はやや明るすぎるなというのが、個人的な感想です。
現フォレスターの赤はもう少し暗めで、こちらの方が好みです。
ただ、発色はとてもよく、黒の樹脂モールとのコントラストなど、すごく心を揺さぶられました。
帰宅時に、前モデルのCX-5と並走したり、CX-3とすれ違ったり、マツダの同色系がやはり多いなと。
・ディープクリスタルブルーマイカ
実写は確認できなかったのですが、写真でほとんど確認していて、僅かながらすれ違った際にいい色だなと思いました。濃い色が似合う車だと思います。
・マシーングレープレミアムメタリック
最初はあまり意識していなかったカラーでした。ディーラーに置いてある車を見て、名称通りの機械感、塊感があって、次第に魅力的に感じてきました。
ホイールが写真よりもガンメタリックなため、全体の統一感が高く感じました。
ボディの彫りで、明暗のコントラストがとても印象的でした。
・ソニックシルバーメタリック
明るめな色ですが、艶感が強ければアリな色でした。暗めな色が似合うと思っている中で、少し気になりました。少し青みがかったシルバーだったらかなり迷っていたと思います。
・チタニウムフラッシュマイカ
上品な佇まいでとにかく渋い。デザインが鋭いため、ジジ臭さは感じませんでした。
あらためて写真を見ると、自分が買えないレベルの輸入車みたいに見えますね。
・エターナルブルーマイカ
輸入車のような珍しい色。軽やかな爽やかな感じにも関わらず、安っぽくない。
小型車だったらこの色をチョイスしていたと思います。
さいごに
乗り潰すとか言ってたくせに、試乗してきたら、あっさりと乗り換える気に。
そしてディーラーを出るときに乗って帰るフォレスターを入口に準備して頂き、
なんだかフォレスターに悪いなって気もどこかにあって。帰りの道路でも
スムースに力強く、水平対向ターボの気持ちよさを発揮してくれていました。